撮影:左は2014年3月17日、右は2012年3月20日いずれもさいたま市荒川河川敷にて | |
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葉 | 1〜5cmの柄があり、縁には鈍い鋸歯 | 根・茎 | 茎は根本で枝分かれし、横に広がる |
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花 | 花冠は4裂し陽を受けて開く、花径約1p | 果 実 | 先がハート形に凹む。犬の陰嚢に似る? |
高さ | 先の方が立ち上がり10〜25p | 花 期 | 2月〜5月(実際には12月頃から) |
生育地 | 道端や畑地に生える越年草 | 分 布 | 日本各地に帰化 |
別 名 | 犬ふぐり、ひょうたんぐさ | 花言葉 | 小さな幸せ(早春から小さな花を開く) |
渡 来 | 西アジア〜ヨーロッパ大陸原産といわれ明治中期に渡来 | 近似種 | イヌノフグリ、タチイヌノフグリ、コゴメイヌノフグリ、フラサバソウ |
和 名 | 在来種のイヌノフグリのぷっくり膨らんだハート形の実が犬の陰嚢を連想させる事からイヌノフグリと名づけられた。明治中期に渡来
した本種の刮ハは平たくてあまり似ていないが、イヌノフグリより花が大きいのでオオイヌノフグリと名付けられたようだ。 名については可哀想だからと和名変更の話もあるが今日まで実現していない。私は「ふぐり」という語感が柔らかく直截的で無いので よく似た言葉のふくべなどと共に古語を語り継いでいくいい場とも思うが・・・・・。 |
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雑 記 | 12月頃から陽光の明るい畦や農道の斜面にいち早くコバルトブルーの花をつける。一面土色の世界ではことさら鮮やかで心温まる気がする。
そして2月頃にはあっと言う間にアチコチに咲きはじめ、群生する。ホトケノザも同じ
ような頃から花をつけ群生するが、雪の中でも紅紫色の唇形花が見られる。でもオオイヌノフグリはデリケートで陽が射さないと花開かない。 07年3月20日に小石川植物園でコゴメイヌノフグリを見つけた。翌日西区の田圃の農道脇に小さな白花を見つけ、コゴメイヌノフグリがさいたま市 にもと興奮したが、よく見るとオオイヌノフグリの白花だった。 花は一日花としている本も多いし、そのようにも見えるが、「花と昆虫不思議なだましあい」田中肇著では「30p四方の区画の中での オオイヌノフグリの実験で最初の日に咲いた花の半数近くまでが3日間の間開いたり閉じたりしていたと書かれている。 |
2014年10月15日改訂
コゴメイヌノフグリと 2014年3月19日小石川植物園 | ウシハコベと 2010年3月20日さいたま市の荒川河川敷 |
ホトケノザと群生 2014年3月21日さいたま市の荒川河川敷 | ノジスミレと 2010年3月20日さいたま市の荒川河川敷 |