昭和田んぼでは雨が止むのを待ちかねて刈り取りを始めていました

昭和水田
8月27日は朝方に猛烈な雨が降った。その後も降り続け、夕方になってやっと止んだ。結局この日は16時過ぎに近所に出た きりだった。
翌28日も午前中は雨だったが、午後からようやく止んだので荒川河川敷に出かけた。秋ヶ瀬辺りの堤防はそのままだった が、羽倉橋から上流方面はきれいに除草されていた。羽倉橋から下流はほんの少しの区間終わっていた。
河川敷の昭和田んぼはそろそろ稲の収穫の時期を迎え、刈り取りのトラクターが動いていた。

 以前からの耕作放棄地にはサンカクイやコガマの大形植物が群生しています

耕作放棄地
手前中央はオモダカ、左右にコナギ、左円内はコガマ、右楕円はサンカクイ
畔の近くは写真のようにオモダカコナギが生えている所があったが16時を回っていたのでコナギの花は見られな かった。
ガマの穂は中ほどに多かったが殆どがコガマのようだった。
サンカクイ(三角藺)はカヤツリグサ科の多年草で、名の由来は茎が三角形で小穂の付き方が藺草に似る事から。茎の先に 長さ2〜5pの苞が直立してそのわきから2〜3の枝を出し小穂をつける(写真の楕円参照)。苞の先がとがっているのでサギノシリサシの別名もある。
セグロアシナガバチ
途中一匹の蜂が飛んできて大騒ぎを始めた。
ヤブガラシの葉の上でとにかくジッとしていない。何事かと目を凝らしたが皆目わからなかった。後でゆっくり解明しよ うと動画に切り替えた。パソコンで見ると何と7分以上も独り相撲を取っていた。セグロアシナガバチらしいが、とにかく翅を高速で羽ばたき 体の後ろ部分にこすりつけている。それを色々角度を変え手を変え足を変え全身を使って繰り返していた。
しばらく狂騒曲を演じたあげく突如飛び去ったが、クモの糸にでも引っ掛かって命からがら逃げだし、翅などについた糸 を取っていたとしか考えられない。

 センニンソウが花を咲かせ始めクズの花も目立つようになりました

自転車道迂回路のフェンスにセンニンソウの白い花が 見られるようになり、クズの花も咲き始めの頃は大きな葉の下に隠れているが、 だんだん表に姿を現すようになってきた。
センニンソウ クズ
クレマチス属のセンニンソウの白い花弁に見えるのは萼 マメ科のクズの花は蝶形花。よく見ると精巧な作りだ
ヤナギハナガサ ホソバヒメミソハギ
ヤナギハナガサ ホソバヒメミソハギ
現在同じクマツヅラ科のアレチハナガサ(ダキバアレチハナガサ)は築堤工事の後の荒川堤防に繁茂している。同じ南アメ リカ原産のヤナギハナガサは花がまとまって付ききれいなので、栽培 される事が多い。この花も河川敷の元屋敷跡に咲いていた。
ホソバヒメミソハギが休耕田の片隅に咲いていた。北アメリカ原産で以前は休耕田いっぱいに咲いていたこともあったが、 群生して見られる事は少なくなった。
平成28年10月7日作成