左岸堤防の除草は羽根倉橋から下流半分が残っていました

左岸堤防
キクイモ 用水路
これでもキクイモの花です 流れの早い用水路と刈田
朝5時に家を出て空を見上げるとまん丸の月が浮かんでいて、太陽は薄雲に覆われナカナカ輝きが本格 化しなかった。
自転車道迂回路に入っても小鳥の鳴き声はほとんど聞こえず、虫の声が僅かに聞こえていた。先日からクズの群生地に見られ るようになったキクイモは花弁が揃ったものが少ないがよく見る とショウリョウバッタ?が食べているようで花にも蕾にもとまっていた。
昭和田圃では農道脇の水路が溢れそうになりながら心地よい水音を立てていた。各田圃が刈入れに備えて取水を止めているの で水量が増えているのだろうか。

カワラニンジンはたくさんの花を付けミツバチが花粉集めに大童でした

カワラニンジン
オオニシキソウ ヒメイワダレソウ
オオニシキソウ 姫岩垂草にイチモンジセセリ
左の写真は群生しているカワラニンジン。円内のミツバチは両方とも脚に黄色い花粉団子をつけている。 花粉団子:飛びながら体に付いた花粉を蜂蜜で固めて後ろ脚にある花粉かごに入れて巣に持ち帰り幼虫の餌やロ ーヤルゼリーの原料にする。
カワラニンジンは埼玉県カテゴリーでは絶滅危惧TB類
一番あとまで盛土工事をしていた西遊馬築堤もすっかり雑草が覆い尽くし、人為的と思うくらい群生している造成地際のカワ ラニンジンには相変わらずミツバチがブンブンと羽音を響かせていた。ヨモギ属はキク科の中では珍しい風媒花なので花粉が多く集 めやすいのだろう。一部で花冠が焦げ茶に変色しているのがあったのはどういう現象なのだろうか。
このところオオニシキソウがよく目につくようになったが、 ヒメイワダレソウはさすが花が少なくなったようだ。

たくさん咲いていた葉腋の白い花の正体はアリタソウの雄しべの葯でした

23日以来昭和地区の盛土堤防で気になっていた葉腋に小さな白い花を付けた種には9時10分に着いた。
今朝は白い花がほとんどの葉腋に見られ、最初の日と同じだった。前回25日は2花だけで他にはまったく見られなかったのでキ ツネにつままれたようだった。一日花なのだろうか?
アリタソウ アリタソウの葯
アリタソウ アリタソウ
帰宅してからようやくアリタソウと分かり、白い花に見えた のは葯で本当の花はその下の小さな緑色だったとも知った。葯の大きな種はかなりあるが花を覆いつくしてしまうのは初めてでまっ たく人騒がせな白い葯だった。
アリタソウは雄しべが4〜5個の大きな両性花と雌しべだけの小さな雌性花があり穂状花序に多く付くという。

コケオトギリが少なくなってトキンソウにも負け始めていました

コケオトギリ
17日以来見ていなかったコケオトギリを見に休耕田に入 った。取敢えずは長靴にはきかえたが、日照り続きでその必要はまったく無かった。でも、あれほど咲いていたコケオトギリの花が ナカナカ見つからない。
以前から多かったアゼトウガラシはますます増え、小 さかったトキンソウが背丈を伸ばしていた。やっと少し見つけた が、茎が弱く他の草に負け始めているようでここは早々に引き揚げた。
コナギの群生地に着いたのは9時40分頃だったが花はもうほと んどが閉じていた。でもキクモの可憐な花を今シーズン初めて見た。 ここもアゼトウガラシ全盛で、オモダカホソバヒメミソハギチョウジタデ等の水田雑草が花を付けていた。
コナギ キクモ クサネム
ミズアオイ科のコナギ ゴマノハグサ科のキクモ マメ科のクサネムの花
チョウジタデ ホソバヒメミソハギ
アカバナ科のチョウジタデ ミソハギ科のホソバヒメミソハギ

高温障害は今年だけの特殊現象ではないように思いますが

ちょうど収穫に来たお百姓さんにすこし話を聞けた。今年はいわゆる高温障害で籾の白化が見られ、胴割れはしていない が早目の刈取りをするとの事だった。途中での検査は2等でよくなかったとも言っていた。
今年は特に暑さが厳しく雨も少ないため白化が見られたようだが、高温障害は今年に限った事では無く地球全体の温暖化の影 響だろう。そう思うと40年前くらいには北海道のお米はまずくて食べられなかったが、今では有数の米所という。勿論品種改良も進 んだのだろうが温暖化が大きく影響しているのは間違いない。
籾の白化とは高温により水分の吸い上げが追い付かず籾殻が脱水症状を起こす事で、白化した部分は雑菌が繁殖したり実りが悪くな る影響が出る可能性があるとの事。胴割れは、玄米の内部に亀裂が生じる現象
平成22年9月3日作成